遠藤笹窪谷公園と藤沢えびね・やまゆり園で植物観察会

「遠藤笹窪谷公園のショウブ」

　講師の冨田 改（とみた かい）先生は、生まれ育った藤沢市遠藤を活性化させるべく、日々邁進されている方です。既に、藤沢えびね・やまゆり園や農家レストランいぶきをオープンさせていますが、昨年、7月に開園した藤沢市立遠藤笹窪谷公園のボランティア活動にもご尽力されています。
一昨年、2021年の４月に藤沢えびね・やまゆり園で植物観察を開催した際、まだ工事前の緑地を眺めながら、冨田先生が「ここを沢山の人が集まるところにしたいんですよ。」と抱負を述べられていました。去年6月、テレビに映った遠藤笹窪谷公園で地元の中学生がショウブを植えている姿を見た際、これは次年度の自然観察会に推す価値あり、と計画させていただき、今回、初めて植えられたショウブの開花を楽しませてもらいました。
（2021年の観察会活動報告はコチラ　）

「藤沢えびね・やまゆり園」

　園の玄関先には宇宙飛行士山崎直子さんと一緒に宇宙へ行った「ナオコアサガオ」の本葉がお出迎えしてくれました。今回はイワタバコやイワガラミ、アジサイ、ヒメユリ、ハタザオキキョウ、ヤエドクダミ等が可憐で艶やかな花を咲かせ、目を楽しませてくれました。参加者から「イワタバコの白色は珍しいのよ」と教えていただきました。
エビネの見ごろ、今年４月下旬にNHKの首都圏ニュースでこちらの園が紹介されると、翌日から電話が鳴りやまなかったそうです。冨田さんいわく、常に来園者のことを考え、山野草の手入れや管理をされているとのこと。また、駐車場の確保も今後の課題だとか。「お子さん連れの方はマイカーを利用される方も多いので、何とかしたい！」と前向きな姿勢に参加者から「大いに刺激を受けた！」と感想をいただきました。

「農家レストランいぶき」

　参加者のご要望で帰り道は「農家レストランいぶき」を回ってバス停へ向かうことに。途中、アジサイロードがあり、ヤマアジサイとは違った色とりどりのホンアジサイを愛でながら、台風一過の晴天を散策し、帰途につきました。
「農家レストランいぶき」の看板は藤沢市在住の書家武田双雲氏が揮毫されています。
また、財団の優待施設としてご協力いただいていますので、会員証を提示すると甘酒またはジンジャーエールが半額に！お近くに寄られた際は是非ご活用ください。

〈講師の冨田先生は樹木医以外にも沢山の資格をお持ちです。〉

〈雨上がりのショウブ園〉

〈令和３年４月　工事前の遠藤笹窪谷公園〉

〈観察会同日、生物多様性サテライトセンター展望所からみた公園の風景〉

〈遠藤笹窪谷公園の池で見かけたつがいのカモ〉

〈「ナオコアサガオ」。開花が楽しみです。〉

〈イワタバコ〉

〈農家レストランいぶきへ向かう途中〉

〈農家レストランいぶき〉